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どんなときどう使う 日本語表現文型辞典

サ行


コ行 ←

→ シ行


さい(に)

~ときに

when; on the occasion of

じょうさいはエレベーターを使つかわずに、かいだんをごようください。

❷ これはさくねん、あるだいじんがアメリカをほうもんしたさいに、げんどもたちからったメッセージである。

もうしこみようは3がつ1日ついたちまでにおおくりください。そのさいへんしんようふうとうわすれずにどうふうしてください。

さくねん、わたしがボランティアセミナーをおこなったさいろくをおせいたします。

くにさいに、ゆうじんじんからたくさんのおかねりたのです。

接続 Vる・Vた/Nの+さい(に)F

1)あるとくべつじょうきょうにあるときに、またはそうなったときにという

2)「ときに」とおなだが、あらたまったかただからにちじょうてきつうのことにはあまり使つかわない。


1)To be in a special condition or when something has become a certain state.

2)Same meaning as ときに, but because it is a formal expression, is not usually used in everyday speech.


さいして

にさいして


さいちゅう(に)

ちょうど~ちゅう

in the middle of

しんにゅうしゃいんばやしさんは、かいさいちゅうにいねむりをはじめてしまった。

らいねんぎょうにっていについては、いまけんとうしているさいちゅうです。

いまかんがえごとをしているさいちゅうだから、すこしずかにしてください。

接続 Vている/Nの+さいちゅう(に)

「ちょうど~しているとき」という


To be just in the midst or middle of some action.



さいちゅうだ

さいちゅう(に)


さえ

~も

even

❶ ジムはほんながくいるのでかいじょうだが、はひらがなさえめない。

かのじょしんゆうはなにさえらせずに一人ひとりがいこくたびった。

息子むすこうしなったかのじょきるぼうさえなくしてしまった。

❹ このほんしょうがくせいでさえめるのだから、こうこうせいのあなたはかんたんめるでしょう。

やまうえにはなつでさえゆきのこっている。

接続 N(+じょ)+さえ

きょくたんなものごとをして「ほかのことはもちろん」という使つかう。 ❹ のようにしゅかくにつくあいは「でさえ」となることがおおい。


Cites an extreme case to express that naturally there are other factors. Often appends to the nominative as でさえ, as in sentence ❹ .


さえ~ば

~ば、それだけで

whenever; if only

❶ これはくすりみさえすればなおるというびょうではない。にゅういんひつようだ。

あやまりさえすればゆるされるというのはちがいだ。あやまってもゆるされないつみもある。

❸ うちのひまさえあれば、ほんんでいます。

湿しつさえひくければ、とうきょうなつらしやすい。

❺ このシャツ、もうひとまわりおおきくさえあればられるのに。ざんねんだな。

どもたちのからださえけんこうなら、おやはそれだけでうれしい。

接続 Vます+さえすれば
Nさえ+ Vば/イAければ/ナAなら/Nなら
イAく/ナA で+さえあれば

「~さえ~ば…」のかたちで、「…」がせいりつするのに、「~」というじょうけんじつげんすればいい、ほかにはなにひつようないという使つかう。


For the situation following the pattern to occur, conditions before the pattern must be realized. Indicates that nothing external is necessary.


さきだつ

にさきだって


さきだって

にさきだって


さしあげる

あげる


させていただけませんか

させてもらえませんか


させてください

let me

やくしょかなければならないので、今日きょうはやかえらせてください。

あとりにますから、ここにちょっとかばんをかせてください。

かっですが、9ごろこちらのほうからでんをかけさせてください。

❹ そのごとはぜひわたしにさせてくださいませんか。

接続 Vさせて+ください

1)ぶんなにかをすることをゆるすようにあいたのかた。「どう使えきけい+てください」を使つかう。あいゆるすことをかくしんしているあいおおい。

2)だれがそのこうをするのかにちゅうする。

◆ ちょっとやすませてください。(わたしがやすむ)/ちょっとやすんでください。(あいやすむ)


1)Used to ask someone to permit the speaker to do something. Takes a causative verb +ください. In many cases the speaker is certain he will obtain permission.

2)Note who does action.


させてくれませんか

won't you let me?

❶ A:やまさん、すみませんが、しゅうまつくるま使つかわせてくれませんか。

B:ええ、いいですよ。

❷ A:今日きょうしょくはわたしにはらわせてくださいませんか。このまえ、ごちそうになりましたから。

B:そうですか。じゃあ、よろしくおねがいします。

❸ A:そのごと、わたしにやらせてくれない? ひょうつくるのはとくなの。

B:そうか。じゃ、たのむよ。

接続 Vさせて+くれませんか

1)ぶんなにかをすることをゆるすようにあいていねいたのかた

2)くだけたかいでは ❸ のように「させてくれない?」になる。


1)Polite way to ask someone to permit the speaker to do an action.

2)Becomes させてくれない? in informal conversation, as in sentence ❸ .


させてもらえませんか

would you mind letting me?

❶ A:すみませんが、でんをかけさせてもらえませんか。

B:ええ、いいですよ。

❷ A:ちょっとぶんわるいのですが、ここでやすませていただけませんか。

B:ええ、どうぞ。

❸ A:ようがあるので、きょうははやかえらせていただけますか。

B:ええ、どうぞ。

❹ A:ちょっとこのかばん、ここにかせてもらえない?

B:うん、いいよ。

接続 Vさせて+もらえませんか

1)ぶんなにかをすることをゆるすようにあいていねいたのかた

2)だれがそのこうをするのかにちゅうする。

しゃしんをとっていただけませんか。(あいがとる)/
しゃしんをとらせていただけませんか。(「わたし」がとる)


1)Polite request to ask permission of someone to do something.

2)Note who does action.

しゃしんをとっていただけませんか。(あいがとる)/
しゃしんをとらせていただけませんか。(「わたし」がとる)


させられる

be made to

❶ アルバイトをしているみせで、てんちょうこと使つかかたおぼえさせられました。

きゅうチームにはいりたいけれど、まいにちれんしゅうさせられるのはいやです。

❸ わたしがどものころは、いえなかのいろいろなごとつだわされました。しかし、いまおやどもにあまりつだわせないようです。

どものころ、あにによくかされました。

❺ あのひとにはよくびっくりさせられます。いつもよるおそくいろいろなくにからでんをかけてくるので……。

❻ きのうぐちくんと3やくそくしたのですが、えき30さんじっぷんたされました。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

使えきぶんである。 ❶ ~ ❸ のように、あるひとめいれいけて、しかたなくそのどうをするというあらわす。 ❹ ~ ❻ のように、けたのではないが、けっとして、また、しんてきにそうなってしまうときにも使つかう。どちらのあいも、そのじつをうれしくないとかんじるひと(わたし、またはしんてきにわたしにちかひとおおい)をしゅにしてあらわす。


Causative passive. Expresses notion of someone receiving a command or directive and then being compelled to do the action, as in sentences ❶ to ❸ . In sentences ❹ to ❻ speaker does not receive any directives, but result or psychological impact ends up the same. In either case, subject is speaker or someone psychologically close to the speaker who feels unhappy about the fact.


させる〈きょうせい使えき

make to do

きたないので、おとうさんはどもにをそうじさせました。

ごとがたくさんあるので、しゃちょうしゃいんにちようごとをさせました。

せんせいがくせいにAしゃしょすすめてわせました。

せんせいどもたちにうんどうじょうはしらせました。

どもがあまりそとあそばないので、おやどもをきゅうクラブにはいらせました。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

つううえひとしたひとにあるこうきょうせいしたり、すすめたりするときに使つかう。うえひとたのあいには使つかわない。

◆ × こうはいせんぱいせんせいじゅうしょ調しらべさせました。
→○こうはいせんぱいせんせいじゅうしょ調しらべてもらいました。


Usually used when a social superior compels or persuades a social inferior to do an action. Not used to ask something of social superiors.


させる〈ゆうはつ使えき

induce to

❶ ジム:……そのひとほんとうは……おばけだったのです……。

どもたち:キャーッ、こわあい……。

→ジムはおばけのはなしをして、どもたちをこわがらせました。

❷ よしおさんはいつもおもしろいはなしをして、みんなをわらわせます。

はなさんはオリンピックのせんしゅになって、りょうしんをびっくりさせました。

❹ いつもおやせんせいかせていたろうは、いまは3にんおやです。

❺ リー:せんせい、このもんだいは……。

せんせい:むずかしいしつもんばかりして、わたしをこまらせないでください。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

1)「あることがちょくせつてきげんいんで、けっとしてほかひとしんてきへんかんじょうてきどうこす」という

2)ほかに、「く・おどろく・よろこぶ・かなしむ・あんしんする・おこる」などのかんじょうともなどうがよく使つかわれる。


1)Something is a direct cause of a psychological change in someone or draws out an emotional response.

2)Also used with other emotive verbs such as 泣く, 驚く, 喜ぶ, 悲しむ, 安心する, and 怒る.


させる〈きょおんけい使えき

let

どもがみたいとったので、おとうさんはどもにむかしのまんがをませました。

❷ あのおかあさんは、どもがやりたいとっても、ゲームをやらせません。

❸ おいしいいちごですね。まさにもべさせたいです。だいきだから。

❹ A:あ、あたらしいざっですね。ちょっとませてください。

B:どうぞ。

❺ そのおんなひとって、わたしのははをすわらせてくれました。

❻ アルバイトで、わたしはいろいろべんきょうさせてもらって、よかったとおもっています。

せんせいはわたしにがくせいだいはなしをいろいろかせてくださいました。

ちち:たかし、あそびはもうやめて、おふろにはいりなさい。

ははたのしそうにあそんでいるから、もうすこあそばせておきましょうよ。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

1)ひとぼうしていることをゆるすという。また、はたらきかけるひとこうあらわす。だれがそのこうをするのかにちゅうする。

◆ ちょっとませてください。(「わたし」がむ)

2)❽のように、「Vさせておく」のかたちで、そのこうつづけることをゆるすというもある。


1)Indicates granting permission to someone to do what they wish. It also indicates good will on the part of the person making the appeal. Note person doing action.


させる〈せきにん使えき

ended up making

みずをあげるのをわすれてしまって、ペットのとりなせてしまいました。

にくれいぞうれたまま、なんにち使つかわなかったので、くさらせてしまいました。

❸ わたしのためにおかね使つかわせてしまってもうわけありません。

❹ (わせでおくれたひと)どうもおたせしました。

❺ A:だいじょうぶですか。つだいましょうか。

B(パソコンのうえにおちゃをこぼしたひと):あ、だいじょうです。……どうもおさわがせしました。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

1)「ぶんげんいんあいこのましくないじょうきょういてしまって、せきにんかんじている」という。「Vさせてしまう」のかたちでよく使つかう。

2) ❹ ❺ はあいさつのように使つかまったひょうげんである。


1)Speaker feels responsible for being the cause of some adverse situation arising for someone else. Often used in pattern Vさせてしまう.

2)Also used in idioms, as in sentences ❹ and ❺ .


させる〈どう使えき

to cause

❶ (てんほうかんとうほううえくもがかかっていますが、これはあめらせるくもではありません。

❷ このてらの「あじさい」は、梅雨つゆせつになるとうつくしいはなかせてひとびとたのしませてくれます。

どもたちはうたやダンスがあるたのしいげきを、かがやかせてていました。

むらせんせいどもたちのぶんしょうのうりょくこうじょうさせようと、りょくしています。

接続 かんまつかつようひょうさんしょう

1)あるじょうたいになるとき、そのじょうたいこすしゅたいしょうてんててべたいが、ついとなるどうがないため、どう使えきかたちにしてどうとしてもちいる使つかかた

2) ❹ のように、「こうじょうする・はってんする・しんする・かんせいする・じつげんする」などのほんらいどうであるかんどうにもこのようなようほうられる。


1)Used when speaker wishes to focus on main component of some condition that has arisen. There is no transitive verb; a corresponding intransitive verb is used in its causative form to act as transitive verb.

2)Can also be seen in Chinese-derived intransitive verbs such as 向上する (improve), 発展する (develop), 進歩する (advance), 完成する(complete), and 実現する (realize).


さておき

はさておき


さることながら

もさることながら


ざるをえない

どうしても~するひつようがある/~しなければならない

cannot avoid; have no choice but

かいしゃうえひとめいれいされたごとなら、しゃいんいやでもやらざるをえない。

かいしゃとうさんしたのはしゃちょうせきにんがあるとわざるをえない。

がくきではないが、ひっしゅうだかららざるをえない。

たい調ちょうはあまりよくないが、今日きょうひとりないのではたらかざるをえない。

接続 Vない+ざるを+えない  れいがい しない→せざるをえない

1)そのことをしたくはないが、けられないじょうがあるので「しかたなく~する」とうときに使つかう。

2)「ざる」はふることで「ない」という。「ざるをえない」は「ないわけにはいかない」より「しかたなく」というかんじがつよい。


1)Used when situation cannot be avoided even though person involved does not want to do the action.

2)ざる is old term meaning ない (not). Pattern ざるをえない has a stronger sense of しかたなく (must even though doesn't want to) than ないわけにはいかない(no way not to).


コ行 ←

→ シ行